2025.04.04 ピックアップ
従業員発の“アイデア”が、会社を動かす
ナカシマプロペラでは、従業員の自由な発想を促しイノベーションを創出する取り組みのひとつとして
「社内クラウドファンディング制度」が導入されています。
企画から支援金額の獲得と運用まで、すべて自分たちで
"こんなことがビジネスにできたら面白いのでは?"
そんな社員のひらめきが、現実になる仕組みです。
従業員は、自分が「やってみたい」「面白そう」と思う新規事業を自由に起案し、プロジェクトを立ち上げることができます。
プロジェクトを評価するのは会社ではなく、従業員一人ひとり。
まさにクラウドファンディングの様式で従業員が「支援者」となり、自分が応援したいプロジェクトに資金を投じることができるのです。
投票を経て一定金額以上の支援が集まったプロジェクトは会社によって予算化され、起案者はその支援金額の範囲で実際に企画を動かすことができます。
従業員(支援者)からの投票により、会社からの支援金を獲得します。
おなじ趣味や興味を持つメンバーで、一緒に起案することもできます。
制度から生まれたユニークなプロジェクトたち
会社の利益や認知度、ブランドイメージの向上に繋がるものであれば、事業のテーマは原則なんでもOK。
2021年に本制度が始動して以降、従業員の自由な発想のもと、
小型船舶操縦免許の取得補助制度やフィットネスジム設立、クライミング設備の販売など、さまざまなプロジェクトが推進されてきました。
1枚目:完全予約制のトレーニングジムを開設するプロジェクト。2023年、岡山駅近郊にオープン。現在は従業員向けに試験運用中です。
2枚目:小型船舶免許の取得支援。本プロジェクトを通して、20名以上の従業員が小型船舶操縦免許を取得しました。
3枚目:室内のスペースを利用して簡単に組み立てられるクライミング設備を開発。本社にはモデルルームを構えています。
挑戦する文化こそ、ナカシマの源流
プロペラ製造から歩みをはじめつつも、現在はプロペラだけでなく船全体の性能向上に向けて新たな取り組みを始めているナカシマプロペラ。
さらにはプロペラを磨く技術や設計製造のノウハウを応用し、人工関節やITなど、プロペラとは全く異なる新たな分野にも進出してきました。
「新しいことに挑戦し続ける文化」は、当社の100年の歴史の源流でもあるのです。
今年で4年目を迎えたこの制度から、次はどんな挑戦が生まれるのか——。
これからも、従業員一人ひとりの「やってみたい」をカタチにできる環境を育て続けていきます。