PRODUCT SOLUTION

トンネル型スラスタ

実績を基にした信頼性の高い構造

当社は1976 年にトンネル型スラスタの製造を開始して以来、常に高性能かつ信頼性の高いスラスタを開発、製造、販売してきており、採用実績は7000 台を超えています。数多くの製品製造実績を基に培った知見を活かし、信頼性の高いスラスタを実現しています。周辺機器を含めたスラスタ運転・運用システムとして安心してご使用いただくことができます。
 

■可変ピッチ型、固定ピッチ型ともにシンプルで堅牢なユニットを実現しました。スラスタ本体の船外への搬出が可能で、陸上での保守・点検が容易になります。

■プロペラ軸シールには、主推進用船尾管シールと同タイプのシールを採用しています。米国環境保護庁によるVessel General Permit 対応のための生分解性オイル(EAL) への対応も可能です。また、翼角変節用作動油と潤滑油を兼用しており、管理が容易です。

■可変ピッチスラスタ用重力油タンクには高性能フィルタを標準装備しており、潤滑油兼変節作動油を清浄に保つことができます。

■可変ピッチスラスタの遠隔操縦装置にはタッチパネル式液晶画面を採用し、多くの情報の集中管理が可能です。オペレータは船橋のコンソールスタンドで周辺機器を含めたスラスタシステムの状態を認識でき、安全な運用に貢献します。

■アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北⽶、南⽶の各エリアにサービス代理店を持ち、メンテナンスやアフターフォローも充実しています。

MODEL NT-F　固定ピッチ型スラスタ

プロペラ直径 295mm 〜3,150mm
入力馬力 10kW 〜3,800kW

推力を向上させたパワフルなスラスタ

プロペラメーカとして培ってきた大規模CFD システムによる解析技術を駆使して、数多くの設計形状からスラスタにとって最適な翼形状を開発しました。その結果、従来の当社製品と比較して公称推力を約20% 向上させたコンパクトでパワフルなスラスタを実現しました。
コンパクトであることで配置の自由度をが向上するだけでなく、船体中央からより遠い位置へスラスタを配置できるため、船体の旋回モーメントが増加し操船性のアップに貢献します。また、開口部が小さいことで船体抵抗の軽減にも寄与します。

MODEL NT-C　可変ピッチ型スラスタ

プロペラ直径 700mm 〜3,150mm
入力馬力 45kW 〜3,800kW

あらゆるご要求に「最適」な応えを

調査船のように水中騒音が特に問題となるような船舶に向けて特殊なプロペラ形状を開発し、水中騒音低減を実現しました。また重量物運搬船のように運航時の喫水差が大きい場合でも、特殊シールを採用することで使用制限のないスラスタ運転を可能にします。これまであらゆる船種に対応してきた実績を活かし、最適な設計をいたします。

製品ラインナップ

MODEL NT-F
固定ピッチ型スラスタ

MODEL NT-C
可変ピッチ型スラスタ

本ラインナップ表は補助推進器として使用される場合（短時間、間欠運転仕様）の目安の駆動機出力を示しています。船級への対応や連続運転仕様、特殊仕様に対しては別途検討致します。詳細はお問い合わせください。

※一部は従来型を含みます。
※要目は予告なく変更する場合があります。