PRODUCT SOLUTION

運航モニタリングシステムNASCA

船舶の温室効果ガス（GHG）排出削減や実運航での燃料消費量削減に向け、運航データのモニタリングの必要性が高まり、海上通信環境の改善がモニタリングシステム導入を後押しする形となっています。

「NASCA（Nakashima Ship Cruise Assist System）」は、船速や馬力、燃料消費量、プロペラ効率などをリアルタイムで把握することができます。今後、目的に応じて流体テクノの船舶遭遇海域海象推定システム（Oceanus）と連携して、遭遇海象や動的な船舶の復元性を表す指標である横メタセンタ高さ（GM）をモニタリングするなど、安全かつ省エネな運航への活用のため機能拡充を進めていく方針です。

NASCA構成システム

NASCA (Nakashima Ship Cruise Assist System)
「NASCA」は、高精度な湘洋エンジニアリングの軸馬力計と、シンプルなインターフェースのアプリケーションを基本的な特徴として、通信環境下でスマートフォンやタブレット等で運航データを簡単に確認することができます。

軸馬力計

株式会社湘洋エンジニアリング（神奈川県綾瀬市）

軸馬力計とは、回転する軸のねじれを測定することで、主機関からプロペラに供給される伝達馬力を計測する計器です。
捩じれが発生すると検出リング間に取り付けられたセンサー内部の金属膜の張力の変化を検出し、この変化量を捩じれ量に換算しトルクを算出します。

軸馬力計を搭載することにより、馬力を基準として船舶の運航状況や主機関の運転状況の正確な把握ができ、船舶の安全性が高まります。
また、軸馬力計のデータをもとに最適な運航スケジュールをサポートいたします。