proprller museum
Nakashima Propeller
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はじめに
第1章 動力推進の幕開け
第2章 動力推進器の黎明の時代
第3章 パドルからプロペラへ
第4章 プロペラの化学のはじまり
第5章 近代海運と大戦の時代
第6章 プロペラの性能の時代
第7章 プロペラの機能の時代
参考文献


4-2.高馬力化の進展
プロペラがパドルにとってかわりつつある頃、エンジンにも新しい発明がなされていた。1854年に英国のエルダーによって発明された二段式膨張機関は、同じスピードの船の石炭の使用量を三分の一にまで少なくすることに成功した。この成功により、従来の舶用蒸気機関は急激に陰をひそめることになった。

こうしてプロペラにより、1800年代の後半から、50年間で2万馬力の割合で、急速に船舶の高馬力化が進んでいる。現在、一軸あたりの最大馬力は6万馬力程度であり、現代のプロペラはちょうどこの図表を外挿したあたりに位置することになる。
キャビテーションとの遭遇 プロペラの理論の登場
高馬力化の進展 プロペラ実験科学のはじまり
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