このため、「プロペラの歴史」の記述内容のうち歴史的な事実に関する部分は、プロペラの歴史がより鮮明になるように書き改められてはいるものの、「船の話」の内容と似ています。同様に歴史的な挿絵も、不鮮明にならないように忠実にリライトしたコピーが多く含まれます。
本来であれば、とりわけ商用目的の場合、複製を多く含む情報媒体を公開するべきではないと考えます。しかしその一方で、プロペラの歴史を概観したいというご要望は多く、プロペラメーカーとしてどうにかご要望にお応えしたいという気持ちもあります。一般の読者の立場に立てば、日本のタイムライフインターナショナルはすでになく、「船の話」そのものが絶版でもあり、多くの人にとって「船の話」を読むことは事実上困難です。
このような事情から、「プロペラの歴史」を公開することは企業の文化活動の一貫として意義のあることと考え、公開することにしました。このため、引用文献については厳密に出典を記載しておりますが、一部、もとの文献が特定できなかったものがあります。ご覧いただいた方のなかで、もし、文献の間違いや出典についてお気付きの点がありましたらお知らせ下さい。