proprller museum
Nakashima Propeller
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はじめに
第1章 動力推進の幕開け
第2章 動力推進器の黎明の時代
第3章 パドルからプロペラへ
第4章 プロペラの化学のはじまり
第5章 近代海運と大戦の時代
第6章 プロペラの性能の時代
第7章 プロペラの機能の時代
参考文献


1543年 動力推進の幕開け
〜日本はこの頃、桃山文化の時代だった。
1549年 キリスト教が伝来
1583年 豊臣秀吉大阪城に入城
1-1.古代エジプトにはじまる船の歴史
水上交通の歴史は古代エジプト時代にさかのぼるといわれる。最古の船はエジプトのナイル川の船とされている。古代エジプト人はパピルスを束ねていかだにし、両端をとがらせて船型を作った。紀元前4000年にはすでに帆が出現し、紀元前3000年になるとエジプト人は東地中海を航海するまでになった。●図1文献1)は先史時代の丸木舟、●図2文献1)は紀元前4000年頃のエジプトの川舟である。原始的な帆が使われていることが分かる。●図3文献1)は紀元前2500年頃のエジプトの川舟で、後部に複数のオールが見える。このオールは舵の役目を果たしていた。これは南方系の舟の特徴で、北方系のバイキング船は船尾に一枚の舵板を備えている(●図4文献1)。

1945年にクフ王のピラミッドから出土した「太陽の船」は、今から4500年以上前に建造された全長43メートルの船で、世界最古の大型木造船といわれる。大きな木の育たないエジプトでこれだけの舟は一体どのようにして作られたのであろうか。
古代エジプトにはじまる船の歴史
16世紀にはじまる動力推進の歴史
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