ナカシマプロペラは、世界で初めて一般商船向けCFRP製プロペラの開発に成功しました。最大の特徴である「高効率」、「静粛性」は、素材の特性を最大限に活用して生み出された性能です
2015年には『省エネを実現する、商船に世界初搭載した炭素繊維強化プラスチック製プロペラの開発』により、第6回ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受賞いたしました。
安心・安全な製品を提供していくために、非破壊検査を目的として大型X線CT装置を2017年に導入いたしました。
※CFRPプロペラの開発には、日本財団のご支援をいただきました。
軽量
高強度
低振動
過負荷低減
高効率
メンテナンス性の向上
CFRPは、従来のプロペラ材料NABよりも軽量で高強度なので、プロペラ重量および慣性モーメントが小さく、ねじり振動応力は低減します。
CFRPは、従来のプロペラ材料NABよりも高減衰なので、鳴音抑制、ねじり振動応力の低減にも繋がります。
負荷増加によりピッチが減少する方向に変形するため、荒天(急激な負荷変動)時や加速時、弾性変形により流力的に力を逃がし、エンジン過負荷を抑制します。
CFRP製プロペラは荷重状態で変形し、キャビテーションの発生を抑制するので、船尾振動の低減にも繋がります。
ケミカル船、旅客船、漁船などにすでに使用されています。
X線CTシステム | テスコ株式会社 |
X線最大管電圧 | 450kV |
X線最大管電流 | 10mA |
検出器 | フラットパネル型、ラインセンサー型 |
焦点寸法 | 2.5mm(最大2mA)/5.5mm |
撮影可能ワークサイズ | φ3400mm × 高さ3400mm、重量2t |
大型サンプルのX線CT撮影が可能です
被検査体 | CFRP階段状ブロック |
検出器 | フラットパネル、ラインセンサー |
X線管電圧 | 400kV |
X線管電流 | 2mA |
撮影時間 | フラットパネル:30分 |
ラインセンサー:4時間 |
被検査体 | CAC703階段状ブロック |
検出器 | ラインセンサー |
X線管電圧 | 400kV |
X線管電流 | 2mA |
撮影時間 | 9時間 |