proprller museum
Nakashima Propeller
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はじめに
第1章 動力推進の幕開け
第2章 動力推進器の黎明の時代
第3章 パドルからプロペラへ
第4章 プロペラの化学のはじまり
第5章 近代海運と大戦の時代
第6章 プロペラの性能の時代
第7章 プロペラの機能の時代
参考文献


6-2.プロペラとは形態の異なる推進器
この頃、プロペラとは形態が異なる、フォイト・シュナイダーという推進器も登場している。

フォイト・シュナイダーは、1939年頃ドイツで考案されたもので、船底から直角に突き出た4〜6枚の翼を海面と直角な軸まわりに回転させることで推進力を得る装置である(●図28文献5)。翼の向きはリンク機構により一回転中に変化し、どの方向にでも推力が出せるところに特色がある。すなわち、フォイト・シュナイダー自体で舵の役目も果たす。このため、操船性を要求される作業船や瀬戸内海の連絡船に利用されたものの、その機構の複雑さなどから現在はほとんど姿を消している。
プロペラとは形態の異なる推進器
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